キラメック通信

販促グッズのオリジナル専門店「株式会社KILAMEK」のブログ。

手ぬぐいがほつれるのは何故?縫えば止めることが出来るのか?

手ぬぐいは両端がほつれている。

これは人によっては魅力と答え、
人によってはなんで? と気になる部分です。

ただ、ほつれを理解しているから、
手ぬぐいを分かっているとするのは早計です。

あらかじめ縫製された手ぬぐいを買ったから、
分かっていないとするのもまた早計です。

何故ならば、これはもう、
好みの問題だから。

そして用途の問題だから。

そこで今回は、手ぬぐいの
ほつれに対する対応をまとめることにしました。

この記事の目次 [show]

手ぬぐいの端がほつれる理由は?その意味とは?

※切りっぱなし好き、縫製されている方が好き、人それぞれですよね。

手ぬぐいの端がほつれているのは何故か?
その理由は制作行程に由来します。

江戸時代、手ぬぐいは着物を作る際に
余った布を利用して作られていました。

生地を裁断して、余った切れ端を
そのまま使用し始めたのが、
現在の手ぬぐいの原型。

※ちなみに大昔、手ぬぐいはシヴァ神などの仏像を拭く神聖な布でした。

余った切れ端だから、
いちいち縫製なんかしませんし、
ほつれ始めても、使い捨てなので気にしません。

では何故、手ぬぐいはほつれているのか?
ほつれているのには、意味があるのか?

手ぬぐいがほつれているのは・・・

もしかしたら、単純に昔の人は
縫製するのが時間やコストのムダだと考えていたのかもしれません。

それは成り立ちを考えれば
納得出来ることなのではないでしょうか?

※ケチと倹約家の境目って難しいですよね。。。

ここで問題となるのは、
いつまでも縫製しないのは何故か?

今であれば、ミシンでツィツィーっとやれば、
極短時間で縫製することが出来るはずです。

※母さんが夜なべをして手袋編む時代・・・いいですね・・・懐古主義者ではないですけども。

しかし基本的にはそんなことはしません。
切りっぱなしこそが手ぬぐいなのだ!とされています。

何故?
何か理由があるの?
切りっぱなしの意味があるの?

あるんですっ!!!

手ぬぐいを切りっぱなしにしておくことで、
乾きが早くなります。

端を縫製していた場合の図

※実際は縫製される際、端で重なった生地が水を堰止めます。

水切れが悪くなるってことですね!
一方、切りっぱなしであったなら、
以下の様な状況となります。

切りっぱなしであった場合の図

※切りっぱなしは水がスムーズに流れます。

この様に切りっぱなしは、
水切れが良いってことです。

ということは、
手ぬぐいの乾きが早いってなります。

乾きが早くなると、
雑菌の繁殖が抑えられるんです。

雑菌の繁殖が抑えられると、
とても衛生的です。

考えてみて下さい。
手ぬぐいは汗を拭いたり、
手を拭いたり、顔を拭いたりします。

手ぬぐいが不衛生だとどうでしょうか?
雑菌顔や手に塗りたくる結果となります。

※Bad Timing!!!

それってじゃないですか?

図らずも(恐らくですが)江戸時代、
縫製しなかったことが今の機能性を作りました。

だから正統な手ぬぐいは、
今もなお、切りっぱなしなんです。

手ぬぐいの端がほつれないようにする止め方は?

※・・・。

手ぬぐいが切れっぱなしになっている理由は、
先程ふれた様に、制作の都合も含めた機能性からです。

しかし端が切りっぱなしになっていることにより、
使い始めてしばらくは、ほつれが目立ちます。

これが手ぬぐいを普段から使い慣れない人にとって、
非常にになってしまうのだとか。

そこで今度は、この端がほつれないようにする
使い方についてご紹介していきましょう。

厳密に言うとほつれないように使うのは無理である!

出鼻を挫く様で申し訳ないのですが、
手ぬぐいをほつれないように使うのは無理です。

何故ならば、使えば使うほど、
ほつれやすくなるものだからです。

※困った時はボディランゲージ!

ほつれが多いなーと感じるのは、
それだけあなたが手ぬぐいを使っている証拠

その手ぬぐいを気に入っている証拠です。

手ぬぐいのほつれを止める方法はないのか?

ほつれている最中、ほつれを止める方法はありません。

丁寧に使うにも無理がありますし、
逆に手ぬぐいを使う醍醐味である勢いを失います。

ただ、手ぬぐいのほつれを止める方法があります。
それも確実に止める使い方です。

ほつれなくなるまで使い続けること!

これです。

※いm・・・。

実は手ぬぐい。使い続けていくと、
ほつれが止まるようにできています。

繊維が締め付けあって、
ちょうどよい程度でほつれが止まります。

ほつれを止めたいのであれば、
しっかりと使ってあげる。

これがもっとも適切な
ほつれを止める方法です。

※トノサマガエルって・・・まんまじゃん。

進行中でほつれている時、
ちなみにほつれが止まった後、
いずれもほつれた糸が目立ちます。

このほつれた糸が味わいと、
そのままにしておく愛好家の人もいます。

逆に適時カットする人もいます。

これは個人の裁量次第なので、
お好みのスタイルをお選び下さい。

手ぬぐいの端は縫ってもいいの?それでほつれは止まる?

※よいかアシタカ?

手ぬぐいのほつれを止める方法には、
縫製を行う方法もあります。

これは例えば、オリジナル制作をする際、
オプションとして別途料金を支払うことで、
端の縫製を行うことが可能である場合もあります。

なぜ手ぬぐいの端を縫うのか?

※犯人はうさぎか?!

手ぬぐいの端を縫製するのは、
当然、見た目を良くするためです。

特に、ノベルティなどで配布を考えた際、
ほつれていくのは、印象としてよくありません。

手ぬぐいとはそういう物と理解している人が、
一体どれくらいいるのか?

そう考えると縫製したいと考えるのは、
ものすごく自然なものですよね。

縫製するとほつれは止まるのか?

※腹は刺されるなよ、上手く止血できないから。

縫製を行えば、手ぬぐいのほつれは止まります
ただ切りっぱなしではない分、乾きが遅くなります

見た目を取るか、機能性を取るか、
縫製を行うことは、この選択となります。

結論を言えば、手ぬぐいを使う上で、
切りっぱなしの方がオススメです。

しかし先程も触れたように、
ノベルティなどで配る際には、
縫製を行い、見た目重視にする。

そうした判断が正しいように思います。

なお、ある程度の裁縫技術があるなら、
個人でも縫製を行って頂けます。

※誰も知らない、知られちゃいけない~♪

 

クラシノヒント更新中!

2020/11/09

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